今後数か月で、メインラインとなる『トム・クランシーズ ゴーストリコン』 の新作ゲームが社内アルファテストに突入する予定です。
『インサイダー・ゲーミング』 によると、社内では「オーバー」と呼ばれているこのシューティングゲームは、今秋(第3四半期)にアルファテストを開始する見込みです。テストは約12ヶ月続くと予想されており、IGは『ゴーストリコン』のリリースを2026年秋と見積もっています。
新作『ゴーストリコン』の噂が浮上したのは、開発・発売元であるユービーアイソフトが2019年発売の『ゴーストリコン ブレイクポイント』向けの新規開発を全て中止した ことをちょうど確認した時期でした。報告によると、ユービーアイソフトでの開発はそれ以来継続されている ものの、シリーズが全面的なリセットを経ており、そのために開発期間が長引いていることは明らかでした。
IGNへの声明で、ユービーアイソフトの広報担当者は次のように述べています。「噂や憶測についてはコメントいたしません。」
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IGNの『ゴーストリコン ブレイクポイント』レビューでは、10点満点中6点を付与しました 。その中で次のように記しています。「ブレイクポイントは、ユービーアイソフトのオープンワールドの定石に従うことで初期の楽しみは提供するが、多様性の欠如と矛盾する要素によって、独自のアイデンティティを打ち出すことに失敗している。」
今年の初め、ユービーアイソフトは中国の大企業テンセントから116億ユーロ(約125億ドル)の出資を受け、『アサシン クリード』、『ファークライ』、『トム・クランシーズ レインボーシックス シージ』のブランドに注力する子会社を設立しました 。
この発表の直前に『アサシンズクリード シャドウズ』 が発売され、同作は最近プレイヤー数を300万人突破 しました。『アサシンズクリード シャドウズ』の発売前、ユービーアイソフトは複数の目立った失敗作 、レイオフ(人員削減) 、スタジオ閉鎖 、ゲーム開発中止 といった問題に直面し、株価が史上最安値を更新する中、同作の成功にかけるプレッシャーは計り知れないものでした。
2022年、ユービーアイソフトは『ゴーストリコン フロントライン』の開発を発表から1年後に中止しました。102人プレイ用に設計されたこのフリートゥプレイ・バトルロワイヤルスピンオフ作品は、一度も発売されることはありませんでした。