
『バトルフィールド6』のリード開発者が現在のバランス調整課題を認識し、積極的な最適化作業を確認しました。開発チームのビークルバランスに関する思想や、東京ゲームショウ2025での特設プレゼンテーションの詳細情報をご紹介します。
『バトルフィールド6』バランスアップデートと今後のイベント
開発チーム、強キャラより弱キャラのバ調整を優先
『バトルフィールド6』エグゼクティブプロデューサーのデイビッド・サーランドは、現在進行中のバランス問題について率直に言及し、チームが過強キャラのリスクよりも慎重なビークル調整を志向していることを強調しました。9月9日のTwitter(X)スレッドで、サーランドは制限なしのクラス装備に関するプレイヤーからのフィードバックに応答しました。
コミュニティメンバーのGhostGamingは「オープンウェポン」システムの意図しない副作用について懸念を表明し、「ゲームプレイの健全性を損なう極端なアンバランスな組み合わせ」を可能にすると指摘。「これこそが無制限クラスシステムが失敗しがちな理由を完璧に証明している」とコメントしています。
この「オープンクラス」システムでは、従来の4主要クラス(アサルト、サポート、エンジニア、レコン)に紐づく武器制限が撤廃されています。過去シリーズ作品とは異なり、『バトルフィールド6』では解除済みの武器をあらゆるクラス特化と自由に組み合わせ可能です。

サーランドはこの批判に対し抑制的ながら前向きな姿勢で応答し、豊富な対戦車オプションが必ずしもバランス問題を生むわけではないと指摘。「率直に言って、このプレイスタイルは真に有効とは言えません(その地点を永久に確保できる場合を除きますが、適切な戦術で常に無力化可能です)」と説明しました。
別のプレイヤーからは歩兵が過剰な対車両能力を扱える点について懸念が示されました。サーランドはこれをチームが現在対処中の包括的なバランス課題の一部と認識。「我々はこれらの系統的なバランス問題に積極的に取り組んでいます」と確認しています。
プロデューサーは慎重なアプローチについて詳細に語りました:「我々は最初から無敵の存在としてリリースするリスクを冒すより、むしろ物足りない印象のビークルでローンチする方を選びます。プレイヤーの習熟度が上がれば、時間とともにビークルの有効性は自然に高まっていくものです」
東京ゲームショウ2025で初公開となるシングルプレイキャンペーン

バランス更新と並行して、ゲームのストーリーキャンペーンへの期待も高まっています。東京ゲームショウ2025公式サイトでは、TGS公式YouTubeチャンネルを通じて配信される『バトルフィールド6:シングルプレイライブショーケース』の開催が発表されました。
このプレゼンテーションでは英語声優陣が参加し、ゲームの地球規模に及ぶキャンペーンストーリーが披露されます。『バトルフィールド2042』のマルチプレイ専用方針を経て、シリーズが伝統的なシングルプレイ重視路線に回帰する記念すべき発表となります。

TGS主催者によると、来場者はハンズオンデモを体験でき、イベント限定報酬を獲得する機会も得られます。『バトルフィールド6』のTGS2025出展に関する完全なスケジュール詳細とステージプログラムは今後数週間で公開予定です。
『バトルフィールド6』は2025年10月10日に全世界で発売予定(プラットフォーム:PlayStation 5、Xbox Series X/S、PC(Steam/Epic Games Store/EA App))。開発に関する継続的な最新情報は、下記の追加記事で随時お伝えします。